愛する旦那様が不倫をしていたと発覚したことだけでもショックなのに、「不倫相手に本気」と言われてしまったら立ち直れないくらいにその悲しみは計り知れないものとなります。
平和に過ごしていたはずの家庭に、土足で足を踏み入れられ、好き放題踊り狂っている不倫相手に対して憤りのない感情を覚えることでしょう。
旦那様が「不倫相手に本気だ」と告げられても、今は不倫による錯覚状態に陥っていることも否定できません。
そもそも略奪愛で人は本当に幸せになれるのでしょうか?
不倫相手に本気?
旦那様に、「不倫相手に本気だから離婚してほしい」と言われてしまうと、もうどうしたら良いのかわからないですよね。
あまりのショックから先の見えない暗闇に閉じ込められたかのような気持ちになってしまいます。
「不倫相手に本気」この言葉はきっと本心でしょう、「今だけ」。
そう、「今は」不倫相手に本気なのです。
いわゆるシタラリ状態に陥っているということになります。
脳内がお花畑の二人
シタラリ状態とは、不倫した側が陥る「不倫したことにより精神状態が不安定になる状態」です。
不倫をしているほとんどの人にこのシタラリの症状が現れます。
シタラリの症状として挙げられるのは
- 自分を正当化する
- 急に優しくなったり冷たくなったり情緒不安定になる
- 些細なことでもキレる、または逆ギレする
- 不倫相手にのめり込み、周りが見えなくなる
こういった症状が現れます。
特に、不倫関係にある二人は脳内がお花畑と言われるほどに、二人の世界に浸り、周りの人間をシャットダウンしてしまう傾向にあり、常識ある言葉が通じません。
話し合いをしようとしても、「自分が責められるのが嫌だ」という心理から、「話すことはない」と話し合いを避けたり、のらりくらりとかわすようになります。
シタラリ状態に陥っている最中は、まともな話し合いはできないと理解しておきましょう。
離婚したいと言われたら?
不倫にどっぷり浸かり、まともな判断が出来ていない時に、奥様に向かって「離婚したい」と告げるケースは非常に多いです。
もし旦那様に「離婚したい」と告げられている場合、まずは一度旦那様の気持ちを受け入れてください。
返し方としては「あなたの気持ちはわかった。私にも考える時間をください。」と、相手の気持ちを否定せず、自分の考えも伝える返し方がベストです。
自分のことしか考えられない相手に今話し合いをしても難航するだけで、イライラや悲しみが募ります。
まずはお互いに冷静になることが何よりも大切。
もし今のあなたが「もう離婚してもかまわない」と決断されているようでしたら、新たに離婚に向けての準備を始めても良いのですが、そうでない場合。
一時の感情で言葉を発してしまうと、後々に関係修復が難しくなってくるので、今はクールダウンする時期として少し時間を設けましょう。
今は冷静な話し合いができないこと、麻薬効果に等しい不倫関係に浸り、今の旦那様は自分を見失っているということを覚えておいてくださいね。
略奪愛は幸せになれる?
「このまま離婚になって、旦那は不倫相手と幸せになって私だけ不幸になるなんて…」
「向こうだけが幸せになるなんて許せない」
当然そういった思いがあることでしょう。
略奪愛から再婚に至ったケースはもちろん存在します。
幸せの形は人それぞれに違うものですが、夫婦間で大切なのはお互いの信頼感です。
不倫から始まった関係は「お互いは不倫をすることができる人間」ということは身をもって知っていますね。
お互いに「不倫ができる人」「人を平気で傷つけることができる人」というレッテルを貼り合っているので、そんな二人の間で信頼関係は生まれません。
お互いに疑い合って生活する中で、だんだんと価値観のズレが生じ、不倫関係中に感じていた甘い感情は慣れと共になくなり、残るのは「罪悪感」「相手に対する不信感」です。
そのため、その生活から逃れようとまた同じようにどちらかが不倫してしまう結果になることも非常に多いのです。
「人にしたことは自分に返ってくる」、これはオカルトではなく、不倫問題においてはきちんとこういった理由があるのです。